学級通信第16号『自分と向き合う』2021.4.28

ハルキ通信

このカテゴリーでは僕が実際に現場で発行している学級通信を紹介します。

ご自身の学級通信作成のヒントや、実際の学校現場の雰囲気を感じてくれればと思います。

※一部、実際の表記に変更を加えています。

自分と向き合う

「ドラゴン桜」

というドラマが始まっています。知っている人もいるかと思います。

原作は漫画でして、初代「ドラゴン桜」は僕が高校生ぐらいに連載し、現在は「ドラゴン桜2」という名前で再連載されています。

内容はいわゆるスポ根(スポーツ根性)漫画でして、学生と先生たちが織り成す青春ストーリーです。ただし、サッカーの全国大会や野球の甲子園といったスポーツではありません。テーマは「受験」。それも東大を目指しています。東京大学を目指し、受験勉強に励む内容になっています。

作画はあまり上手くないのですが(ゴメンなさい)、痛快な人生論と役に立つ勉強テクニックが満載で、内容はとても面白いです。学校の先生としても勉強になります。

さて、ただいま算数の授業では、この「ドラゴン桜2」で出てきた勉強方法をいくつか参考させてもらっています。それはテストに行う「誤答分析」です。自分の間違えた問題をしっかり振り返る活動ですね。

試合分析
 できたできなかった
得意(百発百中)  ①(単位忘れなどのケアレスミス)
苦手②(まぐれ当たり)  ③(わからない・できない)

少々縮小していますが、こんな感じの表にテスト結果を書きこみます。

・得意で「できた」は、自分の得意分野です。

・得意で「できなかった」は、いわゆるケアレスミスですね。軽く考えず、次回は確実に取り組むことが大切です。

・苦手で「できた」は、まぐれ当たりです。後で述べますがここに注意せよ!

・苦手が「できなかった」は、自分の弱点です。時間をかけて取り組む必要があります。

授業でこの表を紹介したとき、先ほどの『苦手で「できた」には気をつけよう!』と説明したら、ある子が「これ一番やっちゃいけないやつだ!」と言っていました。

そうです。これはいわゆる「わかったふり」「わかったつもり」です。これを放っておくと、いつまでたっても理解できなし、周りの人も「この人はできているから助けなくていいや」と手助けをしなくなってしまいます。結局、力は身につきません。

このことをしっかり理解して、先ほどの言葉を発してくれたある子、本当に素晴らしい!!

まだまだヴァージョンアップの必要はありますが、算数を通して自分と向き合う強さ・勇気を持ってほしいなと思います。

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