学級通信第22号『算数・数学・給食リーダー』2021.5.12

ハルキ通信

このカテゴリーでは僕が実際に現場で発行している学級通信を紹介します。

ご自身の学級通信作成のヒントや、実際の学校現場の雰囲気を感じてくれればと思います。

※一部、実際の表記に変更を加えています。

算数・数学・給食リーダー

以前にも紹介しましたが、漫画「ドラゴン桜2」の8巻に算数・数学を学ぶ意味が紹介されていました。

もちろん学ぶ意味とは人それぞれだと思いますが、とても共感できる部分もあったので、少し紹介させていただきます。(文章は一部省略している箇所もあります)

「なぜ子供は算数や数学を勉強しなくてはいけないか!」

「生き残るためだよ」

「人類誕生後、人々は狩猟によって長い間生き延びてきた。狩りは進歩を重ね、組織化され、チームプレーで行うようになる」

「チームにはリーダーが現れる。リーダーになれる素質は何か?」

「それは数的センスだ」

「それは数を考えて配分する能力だ」

「獲物に対して何人で攻撃をするか、獲物を追い立て待ち伏せし、トドメを刺すにはどういう配分がベストか」

「数学を用いて論理的にプランを構築できる者がチームリーダーになる! リーダーの指示と号令によってプロジェクトは進行する!」

「つまり太古の昔から人は数の力で事業を成し遂げてきた! 数を使える者が人類の生存を支えてきたのだ!」

「そしてリーダーが獲物の解体と分配を取り仕切る。集団の人数と年齢や性別を考慮して分配する」

以上、一部を紹介させていただきました。このシーンを最初見たときは「ふーん」と思った程度でした。

しかし、みんなの日常生活を見て、見事このシーンと重なるときがあったのです。

それが給食です!

給食の「おかわり」は、プリンやお肉などの「固形物系」は僕とジャンケンして決めます。しかし、スープや量の多いサラダといった「切り分けられない食べ物」は、自分たちで取り分を決めます。

そのときに、「サラダ欲しい人は何人!?」とか「〇人だから〇等分だね!」などと、まさしく数を操るリーダーがいるのです! なるほど、確かに数を制する者はリーダーの素質を秘めていますね! 

とてもステキなシーンです。まだまだ給食以外にも数を操るシーンはきっとあるでしょう。

このような気持ちで算数・数学を学ぶのも悪くないかもしれませんね。

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