「どんな本を読めばいいか悩んでいます…」
2学期の終業式が終わり、冬休みとなった。
午後15:00頃、我々教職員はカフェテリアに集まり、簡単な「お疲れ様会」を行った。
お菓子や飲み物を口にしながら、歓談を楽しんだ。
その時だった。
今年度から赴任した優秀な若手の先生がこんな質問をした。
「冬休みに本を読みたいのですが、どんな本を読めばいいか悩んでいます…」
昨今の教育界は世間からの評判も悪く、採用倍率もどんどん低くなってきている。
しかし、熱い情熱を抱いて、教職に励む若者もいる。
学びに飢えている。
こんなときこそ良い本にたくさん出会い、もっともっと見聞を広めてほしいものだ。
先輩教師として、一肌脱いでやろう笑
今回は、
【若い先生必見】おすすめの本の探し方3選【教員の働き方改革に挑戦】
こんなテーマでお話させていただく。
その若手の先生へ実際にアドバイスした内容であるが、第三者のあなたにも必ず役に立つ内容であると考える。
楽しみあれ。
【若い先生必見】おすすめの本の探し方3選【教員の働き方改革に挑戦】
「おすすめの本の探し方」は、結論として以下の3つの方法がある。
・書店へ足を運ぶ
・先輩に聞く
・参考文献をたどる
ちなみに本を探すときのポイントとして、「課題意識を持つこと」がとても大切だ。
人間不思議なもので、「○○について知りたい!」と思っていると、○○に関する情報をキャッチしやすくなるものだ。
心理学でいう「カラーバス効果」と言うらしい。
「板書について知りたい!」と思えば、板書に関する情報が、
「プロジェクト学習について知りたい!」と思えば、プロジェクト学習に関する情報が、
「道徳について知りたい!」と思えば、道徳に関する情報が、
キャッチしやすくなる。
もちろん、そもそも読書の目的は多種多様なので、一人ひとりが楽しめればそれでいい。
しかし、この若手は「仕事の成果に繋がる本」を求めていた。
それならば、やはり課題意識を持つことが大切であろう。
以上を踏まえてもう少し深堀りしていく。
書店へ足を運ぶ
本を求めているならば、当然ながら書店へ足を運ぶのが一番だ。
しかし、いくつかポイントもあるのでそれを述べていく。
まず、教育に関する専門書を「教育書」と呼ぶのだが、教育書は大きな書店でないと置いていない場合が多い。
東京ならば、新宿の紀伊國屋、池袋のジュンク堂、丸の内の丸善など、たくさんのジャンルを扱っている大きな書店でしか、教育書というのは売っていない。
街中の小さな書店では売っていない場合が多いのだ。
大きな書店に着いたら、「教育」というジャンルがあるので、そこを目指していく。
たくさんの教育書が置いてあるだろう。
その中にも、国語や算数、体育などいった「各教科」に関すること、「学級経営」に関すること、「世界の教育」に関することなど、さらに細かいジャンルに分かれている。
自分の課題意識に合わせて、本を選んでほしい。
しかし、書店の良いところは「お目当ての本」以外にも、良著が見つかることだ。
背表紙のタイトルをじっくり見たり、パラパラ立ち読みしたりすることで、思わぬ「めっけ物」に出会うこともある❗
近くに大きな書店がない場合はアマゾンなどに頼ることになり、もちろんそれでも全然構わない。
しかし、機会があればぜひ大きな書店へ足を運んでほしいものだ。
先輩に聞く
「○○についておすすめの本はありませんか❓」
と先輩に聞く。
これはかなりいい❗笑
先輩教師の今があるのも、若い頃に本を読んだおかげだ。
もちろん、役に立った本もあれば、役に立たなかった本もある。
その経験がある分、先輩からおすすめされる本は、役に立つ本ばかりである。
また、その先生によって好みのジャンルや、得意なジャンルがある。
1年生担任に関すること、
体育に関すること、
学年主任に関すること、
など、先輩たちの知見を学ぶことはとても大切であり、またコスパもいい。
ぜひ勇気を出して聞いてみよう!
参考文献をたどる
良著に出会ったら、参考文献をたどることも大切だ。
たとえば、最近流行りの「個別最適化の学び」に関する本を読むと、参考文献として、デューイの本であったり、哲学の本であったり、教育史に関する本であったりと、様々な本が紹介されている。
その文献をたどると、実践をより深く学ぶことができる。
時間があればぜひ挑戦してみてほしい。
まとめ:本校で若手におすすめされた本の紹介
本記事では、おすすめの本を探す「方法」に特化し、若手にも実際に伝えた内容である。
では、「具体的に若手へおすすめする本は何か?」と同僚に問いたら、何人かが本を紹介してくれた。
最後にそれを紹介しよう。
どれも本校の先生たちが選んだ本なのでおすすめだ❗笑
大きな書店が近くにない場合は、アマゾンで本を購入、もしくはKindleの電子書籍を使うのがおすすめ🔽
アマゾンKindleにて筆者の電子書籍も発売中🔽
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