「学校に一人一台iPadが導入されたのだけど、授業中に子どもたちはアプリやゲームでふざけてしまう…」
この悩み、すごくよくわかります。
何を隠そう、僕自身もこの悩みを味わっているからです笑
そして、たくさんの試行錯誤を繰り返しながら、この悩みを解決する方法を見つけ出しました!
というわけで、今回は、
子どもがふざけないタブレット授業の方法【GIGAスクール構想に向けて】
というテーマでお話します。
誰でもできる簡単な方法ですので、ぜひ楽しみにしてください。
それでは行きましょう!

楽しんでな❗
子どもがふざけないタブレット授業の方法【GIGAスクール構想に向けて】
結論、
・机間巡視をする
・こまめに点検をする
・「途中」鑑賞会をする
この3つの方法によって、子どもがタブレット学習でふざけないようになります。
「そもそもタブレットでふざけるとは何なのか❓」について、もう少し詳しく言います。
たとえば社会の調べ学習で、「漁業についてまとめよう」という課題があったとします。
インターネットで漁業について調べ、グーグルスライドやロイロノートにまとめます。
その気になれば、教科書やノートはいらず、iPadのみで完結できる授業です。
さて、iPadをはじめ、タブレットというものは様々なアプリがあります。
インターネットにも繋がっています。
本来、授業内容は調べ学習であるにも関わらず、つい違うアプリやインターネット上で公開されているゲームでふざけてしまう子どもがいます。
子どもの実態は様々ですが、だいたいタブレットによるおふざけとは、このようなものになります。
そして、それを防ぐために、
・机間巡視をする
・こまめに点検する
・「途中」鑑賞会をする
以上の3つが大切になるのです。
それぞれ深堀りしていましょう。
机間巡視をする
机間巡視とは、授業中に先生が子どもたちの机の間を歩き、個々の様子を見ていくことです。
・ノートをきちんと書いているか?
・問題を間違えていないか?
という確認の意味もあれば、
・「よくできているね!」と励ましたり、
・「ほら、もっと集中しなさい」と注意をしたり、
こんな意味もあります。
机間巡視は学校の先生において、大切な教育技術です。
結論、タブレットでのおふざけを防ぐには、先生が机間巡視をするのが一番です!
先生が机間巡視をすれば、おふざけをしている子を見つけられますし、注意もできます。
子どもにとっても先生が近づけば、こっそりおふざけすることができません。
要は、机間巡視には「監視」の役割があるのです。
しかし、机間巡視の本来の目的は、子どもがきちんと活動の意図を理解しているかの確認であったり、励ましの声かけであったりと、監視ファーストではありません。
タブレットでおふざけをしている子だって、もしかすると活動の意図がわからず、つい遊んでしまったのかもしれません。
先生としては、机間巡視でそんな子を見つけたら、「こうするといいよ!」と励ましてあげるのが大切ですね❗

机間巡視は昔からある教育技術やけど、現代でも大切やな❗
こまめに点検する
先程の机間巡視が「先生から子どもたちの様子を見に行く」だとします。
こまめに点検する、とは逆に「子どもたちから先生のもとへ行くこと」です。
たとえば、社会の調べ学習において、
・活動して10分経ったら、作品を先生に持ってくる
といった感じです。
ノートまとめならノートを、新聞づくりなら新聞の紙を、タブレットでのまとめならタブレットを、途中でもいいので先生のところへ持ってきます。
その際に大切なことは、机間巡視と同じく「励ます」ということです。
「字が綺麗だね❗」
「タイトルの表現が素敵です❗」
「もっと図を入れるといいよ❗」
と共感やアドバイスをしてあげます。
子どもとしては、「先生に見せなければならない」という緊張感があるので、おふざけをしづらくなります笑
先生としては、もしある子がトンチンカンな学習をしていても、まだ途中なので軌道修正ができます。
ちなみに僕の場合は、
・◯分〜◯分になったら、◯班の4人が持ってくる(時間によって違う班が持ってくる、の繰り返し)
・◯分〜◯分になったら、出席番号の◯番〜◯番が持ってくる(上と同じ流れ)
というように、数人ずつ分けて持ってくるようにしています!
数人ずつの方がより濃いアドバイスができますし、子どもたちの待つ時間も短縮されるのですね(^^)

この教育技術も大切やで❗
「途中」鑑賞会をする
これまでの技術は先生によるチェックでしたが、途中鑑賞会は子どもたち同士で確認し合う活動です。
ノートまとめにしろ、新聞づくりにしろ、タブレットでのまとめにしろ、とある時間になったら、途中でもいいので自分の作品を机の上に置きます。
そして数分時間を取り、お互いの作品を見合うのです。
ここで大切なことは「仲間の良いところはぜひ参考にしよう❗」と声をかけることです。
仲間のアイデアを得て、活動が推進する子どももいます。
お互いに鑑賞会があるということで、子どもたちに緊張感が生まれます。
よって、おふざけも減ります笑
仲間の良いところを見合うこと、学級経営的にもいいですね❗

途中鑑賞会はいろいろな教科でも使えるで❗
まとめ:おふざけを子どものせいにしてはいけない
完璧というわけではありませんが、以上の教育技術によって、タブレットでのおふざけを少なくすることができます。
大切なことは、「おふざけを子どものせいにしてはいけない」ということです。
先生からのほんの少しの工夫や労力で、おふざけを減らすことができます。
子どもおふざけをしてしまったら、
「なぜ、おふざけをしてしまうのだろう❓」
「どうすればいいのだろう❓」
と試行錯誤することが大切です。
これからもお互い頑張っていきましょう❗
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今日のシン・キョウシ格言
「子どものせいにするな。試行錯誤せよ」
ハルキ
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