「ついに本校でも一人一台タブレット端末が導入されるぞ❗」
「その際に必要な運用ルールって何だろう❓」
結論、一人一台タブレット端末の運用ルールはズバリこれです。
タブレットは先生の指示のもとで使う
もちろん細かいルールはたくさんあります。
細かいルールの中でも本校の経験を踏まえて、特に大切な項目がこれらです。
①登下校中にタブレットは使わない
②他人の写真は撮らない
③エアードロップを勝手に使わない
今回はこちらのルールをもう少し深堀りしてみるので、皆さんの学校でGIGAスクールを推進されている場合は、ぜひ参考にしてみてください。

GIGAスクールを安全に推進していこうな❗
【GIGAスクール】一人一台タブレット端末において必要な運用ルールとは?
まず大前提として、本校で子どもたちが使用しているタブレット端末はiPadです。
iPadは各家庭で購入しているものなので、子どもたちは毎日iPadを持ち帰っています。
皆さんの学校の状況とは異なる部分もあると思いますので、プラスになるところだけ参考にしていただければと思います。
①登下校中にタブレットは使わない
歩きスマホならぬ、歩きタブレット防止です笑
各家庭での購入iPadとはいえ、学校一括でYou Tubeや有害サイトはブロックしています。
しかし、それでもiPadの機能は子どもの感情を誘惑するものが多く、ルールを設けなければ登下校中もiPadを使ってしまいます。
これでは、歩きスマホと変わりません。
危険な事故に合う可能性があります。
ですので、運用ルールとして登下校中にタブレットは使わないことがとても大切になります。
もちろん、子どものことですので、大人の目に隠れてこっそり使ってしまうこともあるでしょう。
学校側としてできる範囲は限られていますので、各ご家庭や地域の協力も得て、安全対策を練ることが大切です。
GIGAスクール推進派で「意識高い系教師」は、タブレット持ち帰り派が多いようです。(個人的にはあまり肯定しませんが)
ただ、どちらにせよ一人一台を学校で保管となると、保管や充電場所に困ります。
ですので、タブレットを持ち帰り、各ご家庭で保管や充電してもらうことになります。
結果、子どもたちは登下校中にタブレットを使えてしまう状況になります。
モラルとして、「登下校中にタブレットは使いません」としっかり指導していきましょう。
大人も見本を見せなきゃですね!

タブレットを持ち帰る場合は気をつけてな❗
②他人の写真は撮らない
iPadで撮った写真から個人情報流失につながる時代になりました。
これまたタブレットを持ち帰る場合がメインの話です。
iPadをはじめとして、タブレットには「カメラ機能」がついています。
ほんの何気ないカメラのワンショットに他人が写り、そのタブレットを家に持ち帰る…
その人のお家には、他人の写真が保存されている状態になります。
考えたくないですが、もし悪用されてしまったら…
恐ろしくなります。
ですので、タブレットを持ち帰る場合は、他人の写真は撮らないという運用ルールがとても大切になります。
もちろん、体育の授業でマット運動をはじめとした、自分の演技やグループの演技を動画で撮影したいということもあるでしょう。
そんなときは授業の終わりに、他人が写ってしまった場合は、先生確認のもとデータを消すなどの作業が必要になるかもしれません。
かなり手間ですが、これまでにない危険があるタブレットなので、丁寧に指導していきましょう。

面倒だけど子どもたちを危険から守ってあげような❗
③エアードロップを勝手に使わない
エアードロップとは、iPadで自分や他人の画像やデータを送り合える機能です。
とても便利な機能ですが、時に重大なトラブルを引き起こします。
子どもたちは、授業中にふざけて画像をお互いに送り合ったりすることがあります。
こんなことは、まだかわいい方です。
時には、その人の悪口や弱みに関係する画像やデータを送り合うことまで発展してしまうことがあります。
もはや「いじめ」です。
ですので、エアードロップは使用目的や使用時間をしっかり管理し、安全に用いることが大切です。
また、どうしてもトラブルが収まらない場合は、学校一括でエアードロップを使えなくするものありだと思います。

安全あっての楽しい運用やな❗
まとめ:先生の指示を恐れない
冒頭に述べた運用ルールの大原則を思い出してください。
タブレットは先生の指示のもとで使う
先生が授業や学級経営の目的に合わせて、タブレットを使うのが大切だという理由がわかったでしょうか。
この運用ルールがしっかり守られていれば、
登下校中の使用も、
他人の写真も、
エアードロップも、
これらのトラブルが回避できます。(もちろんそれでもゼロは無理ですが)
子どもたちの創造性をより育むために、できるだけ自由にタブレットを使わせてあげたい気持ちもわかります。
しかし、どんなスポーツにもルールがあるように、みんなが気持ちよく使っていくには、そこにはきちんとしたルールが必要になります。
今の時代は、子どもの自主性を尊重するあまり、ルールだの規則だの、ガミガミ言う先生が肩身狭くなっています。
しかし、子どもたちの安全が第一優先ならばどうか恐れないでください。
きちんとしたルールは結果みんなを幸せにする、という心を持って、指導に当たっていきましょう❗
🔽 ICTを正しく学んでいきましょう
今日のシン・キョウシ格言
「正しいルールはみんなを幸せにする」
ハルキ
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