「まるでペッパーくんみたい❗」
と、思わずこんな感想を言ってしまいました。
新型コロナウィルスの影響もあり、本校でも現在「ハイブリッド型授業」で学校が再開されています。
ハイブリッド型授業とは、最近ニュースでも時々聞きますが、「対面授業」と「オンライン授業」をミックスさせた授業です。
基本はいつもどおりの対面授業、しかし何らかの事情がある場合は、ご家庭で対面授業の様子をリアルタイムで観ることができます。
つまり、一つの教室に対面で授業を受けている子どもと、オンラインで授業を受けている子どもがいるということです。
社会情勢に合わせて、教育方法は当然変わっていくものです。
しかし、やっとこさオンライン授業ができるようになったら、今度はハイブリッド型授業です。
あまりの目まぐるしいスピードに、先生方の頭も大混乱でしょう。
幸いにも僕は環境に恵まれ、比較的早い時期にオンライン授業やハイブリッド型授業を学ぶことができました。
そこで今回は、
・現在ハイブリッド型授業に取り組んでいるが、様々な悩みがある先生
・これからハイブリッド授業に取り組むが、何をすればいいのかわからない先生
このような先生たちのお力になれるよう、
【GIGAスクール】小学校ハイブリッド型授業のやり方【必要な機材やアプリも紹介】
以上のテーマでお話します!
ぜひ少しでもご参考になっていただけたら幸いです。

楽しんでや❗
【GIGAスクール】小学校ハイブリッド型授業のやり方【必要な機材やアプリも紹介】
まず、一口にハイブリッド型授業といっても、学校によって様々な方法があると思います。
ですので、本校が実際にやっているハイブリッド型授業を紹介します。
普段の授業をZOOMで配信し、各ご家庭で視聴する
シンプルです(^^)笑
さて、ここから逆算をして、必要な機材やアプリを紹介していきましょう❗

自分の学校の状況に合わせた上で参考にしてや❗
必要な機材
Wi-Fi
オンライン授業のベースはWi-Fiです。
これがなければハイブリッド型授業はできません。
まずはインターネットのインフラを整えることを第一優先にしましょう。
iPad
「教師用」と「対象となる児童」に一台ずつiPadが必要になります。
教師用iPadは、教室に固定するカメラの役目でして、一日じゅうZOOMを開きっぱなしになります。
ノートパソコンやスマホでも機能的には可能ですが、持ち運びや授業以外の業務を考えるとiPadが一番最適だと思います。
対象となる児童のiPadはこれまたご家庭にあるノートパソコンやスマホでも可能です。
しかし、教師と同じく、ノートパソコンはご家庭のお仕事にも使用されるでしょうし、スマホも連絡の手段としてZOOMを開きっぱなしにはできないでしょう。
以上の理由から、まずはカメラの役目としてiPadを準備することが必要になります。
三脚
iPadの固定に三脚があると便利です。
基本、先生は対面授業で精一杯になり、カメラはほぼ固定になります。
ですので、きちんと安定感があり、尚且つiPadも装着できる三脚が必要になります。
また、床から机上をはみ出るぐらいの高さが調節できるものが、尚いいです。
基本、iPadは黒板に向けてほぼ固定となります。
しかし、グループ活動ではその子の机にiPadを移動し、画面越しにも関わらず、あたかもその子がいるような配置にしてあげます。
冒頭の「ペッパーくん」とはまさにこのことでして、オンライン授業の子どもがZOOM画面をオンにしてくれると、本当にその子がその場にいるような感覚になります。
空間を超えて対話をし合う姿はなかなか面白いものです❗
iPad充電器
iPadは基本ずっとZOOMを開きっぱなしになるので、電池の消耗が早くなります。
後術する「延長コード」から充電器をつけ、絶えず充電しておくといいです。
延長コード
前述の通り、iPadは絶えず充電が必要なため、電気を供給するために延長コードが必要になります。

あせらずインフラを整えてな❗
必要なアプリ
ZOOM
リアルタイムカメラの役目としてZOOMは必須です。
特に大きな設定は必要ありません。
ZOOMのミーティングIDを対象となる児童(保護者)へ事前に伝え、時間になったらZOOMに入ってもらいましょう。
ロイロノート
ロイロノートはワークシートの配布や提出、意見の共有に便利なアプリです。
ワークシートにはアプリを通して、文字を書くことも可能です。
Google classroom
ほぼロイロノートと同じ役割で、ワークシートの配布や提出に便利です。
尚、ロイロノートやGoogle classroomを学校で用いる場合は、IDを学校独自で作成するなど、かなりの手間が必要になります。
どうしても時間がない、ただワークシートをオンラインの児童にも届けたい場合は、画面越しにワークシートを写し、スクリーンショットで画面を撮ってもらいましょう。
そして、お絵かきアプリ等を使って、先程のスクリーンショットの画像に文字を書いていきます。

後々を考えるとロイロノートなどの設定をしておくと便利やで❗
注意点
さて、最後にハイブリッド型授業の注意点を述べます。
それは、
・カメラは固定であること
・参観できない授業があること
以上を保護者等に伝えることです。
基本、先生は対面している児童への指導で精一杯だと思います。
ですので、あくまでハイブリッド型授業は普段の授業をZOOM越しにご覧になる、
この辺りのスタンスでよいかと思います。
もちろん、余裕があるなら、オンラインの子どもを上手に授業へ参加させても大丈夫です。
そして、ハイブリッド型授業が成立するのはあくまでWi-Fi環境があり、ZOOMが使える教室のみです。
体育館や音楽室などWi-Fi環境がない場合は、事前に体育や音楽のZOOM配信はできない、と伝えておきましょう。

先生自身の負担になり過ぎないようにな❗
まとめ:できることからやろう
ハイブリッド型授業のやり方なんてわからない。
環境が整っていない。
それに比べてあの学校は羨ましい。
そんな想いを抱くかもしれません。
ただ、一つだけ言えることは「できることからやろう❗」ということです。
夏休みを考えてください。
学校がお休みでも、子どもたちはたくさんのことを学んでいます。
ですので、学校では今できることを最大限頑張ればいいのです。
これからもお互い頑張っていきましょう❗
今日のシン・キョウシ格言
「自分にできることをやる。それだけでいい」
ハルキ
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