「最近、教育書に飽きてきたな…」
と感じてきた先生方におすすめしたいのがビジネス書です。
例えば、
仕事の不安や悩みが強くなったときは…
こんな本がいいですし、また、
この本からは子どもたちとの接し方が学べます。
さて、今回は先に紹介した本の他に、「この本も読んでよかったなぁ〜」と感じたビジネス書を一つ紹介し、おすすめ理由も解説したいと思います。
それがこの本です。
Panasonic創業者である松下幸之助氏の本です。
この本を読めば、学校の先生として必要な「リーダーシップ」について学べます。
「子どもたちとどう関わればよいのか」について悩んでいる方は、ぜひ読んでみてほしいと思います。
それではいきましょう❗

楽しんでな❗
『指導者の条件(松下幸之助)』を読む【歴史からリーダーシップの在り方を学ぶ】
この本のおすすめポイントを挙げると、以下の3つになります。
① 読みやすい
② 様々な視点から学べる
③ 教育の本質を学べる
一つひとつ深堀りしていきましょう。
おすすめポイント①:読みやすい
内容がわかりやすく、読みやすい。
という評価もできるのですが、何より特筆すべきは「本の構成」です。
「見開き1ページに1内容」という構成になっているのです。
「気迫を持つ」というテーマで見開き1ページ。
「きびしさ」というテーマで見開き1ページ。
「広い視野」というテーマで見開き1ページ。
などなど、このような構成になっているので、非常に読みやすいです。
僕の場合は「毎日見開き1ページずつ読む」という課題を掲げて読んでいた時期がありました。
「本を読みたい。でも忙しくて読む時間がない…」
そんな人にもピッタリな一冊ですね❗

見開き1ページでも内容は濃いで❗
おすすめポイント②:様々な視点から学べる
肝心の内容について、まだ紹介していませんね💦笑
この本、実は松下幸之助氏の想いがズラズラ載っている内容ではないのです。
コンセプトを一言で言えば「歴史の偉人から学ぶ」です。
織田信長や徳川家康、武田信玄といった日本の偉人。
三国志の英雄や鉄鋼王カーネギーといった世界の偉人。
歴史の中で偉人が成し遂げたリーダーシップを紹介し、それを松下幸之助氏が解説する内容になっています。
たとえば、「信賞必罰」というテーマでは、三国志の諸葛孔明が登場し、自分勝手な行動で作戦を誤った馬謖を罰する場面が出てきます。
ただ、ご存の人もいると思いますが、諸葛孔明は馬謖を嫌いではなく、むしろかわいがっていました。
いわゆる「泣いて馬謖を斬る」場面です。
チームのためにはかわいがっている人物であっても、悪いことをすれば罰するという、公平なリーダーシップを求める内容です。
さて、紹介に出てくるその偉人の数や並大抵ではありません。
松下幸之助氏の教養の深さに圧倒されます。
学校の先生も、自分の性格や心情、クラスの実態によって、在るべきリーダーシップは変化させなければいけません。
その際に、たくさんのリーダーシップの視点を持っておくことは大切です。
ぜひ、この本からたくさんのリーダーシップ像を学んでほしいと思います。

読み物としてもおもしろいで❗
おすすめポイント③:教育の本質を学べる
正直言います。
歴史から引用しているせいか、この本の内容は古いです。
言ってしまえば、「精神論」よりです。
そしてもっと言ってしまえば「当たり前」のことしか書いていません。
リーダーシップとは、謙虚であること、覚悟持つこと、公明正大であること、などといった感じです。
しかし、学校の先生を数年続けていくにつれて、
・what(何を教えるか)
・how(どのように教えるか)
という方法論だけでなく、
・who(誰が教えるか)
という指導者自身の在り方・考え方が非常に大切であると、つくづく思い知らされます。
いわば本質の部分です。
この本からはいわば本質の部分が学べると思っています。
ただ、最後のおすすめポイントは、少し私情が入っていますね。
読み手の心情や状況によって、共感していただける理由だと思います。

本は読むタイミングで理解度が変わるからおもしろいで❗
まとめ:まずは読書を楽しむこと
『指導者の条件』の紹介はいかがだったでしょうか❓
最後のポイントは「本質」など、難しい話をしてしまいましたが、根本的にはこの本からは歴史の偉人の業績を学べる、楽しい内容になっています!
ぜひ興味のある方は読んでみてくださいね(^^)
今日のシン・キョウシ格言
「歴史から学ぶリーダーシップは楽しい」
ハルキ
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