おはようございます。ハルキです。
今回は「リタリコは評判が悪いの?」というテーマでお話致します。
学校の先生、その中でも特別支援教育に関わっている先生は、リタリコを知っているかもですね。
僕自身は、通常学級・特別支援学級の担任をしたことがありますが、そのときにリタリコさんには色々、学ばせていただきました。
社会課題に対して、すごく熱心な社員が多く、僕自身はとても尊敬・信頼できる会社です。
しかし、ネットで検索すると、「リタリコ 評判 悪い」というキーワードも出てきます。
評判というのは、職員側・利用者側、それぞれの目線があると思いますが、僕自身がリタリコさんと交流して、感じたことをお話したいと思います。
「リタリコは評判悪い?」について学校の先生が思うこと
リタリコとは?

株式会社LITALICOは「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げ、就労支援、幼児教室・学習塾などの教育サービスを提供しています。
「障害のない社会をつくる」というビジョンを掲げている企業でして、僕がこれまで会ってきたリタリコの社員さんも、このビジョンにとても共感している印象でした。
主な事業には、
・LITALICOワークス:働くことに障害のある方への勤労支援サービス
→そのひとりの「働きたい」にこたえる。【LITALICOワークス】
・LITALICOジュニア:お子さまの可能性を拡げるソーシャルスキル&学習教室
・LITALICOワンダー:ものづくりに特化した教育を行う IT✕ものづくり教室
→子どもの創造力を解き放つプログラミング・ロボット教室【LITALICOワンダー】
その他、インターネットでの情報サイトやセミナーもたくさん行っています。
そして、リタリコでいう障害とは、パラリンピックで活躍しているような体に障害がある方ではなく、知的障害や情緒障害、またADHDや高機能自閉症といった、「他人から見えづらい」発達障害の方を対象にしていると思います。
実際の社員さんに聞いた話です。
インクルーシブやダイバーシティなどの言葉が認知されてきた昨今。
しかし、まだまだ発達障害を抱えた方の就労は難しいところがあります。
そこで就労支援として、LITALICOワークス(当時はウイングルという社名)というサービスが立ち上がりました。
就労支援は社会人が対象ですが、発達障害で困っている方は、子どもたちにもいます。
そのような背景があり、今度は就学前の子どもや、小学生の子どもたちを対象にした、LITALICOジュニアが立ち上がりました。
発達障害を抱えている子の中には、集団生活を苦手としても、個々の活動にものすごく力を発揮することがあります。
彼らの個性をもっと向上させる場として、プログラミングやものづくりを体験できる、LITALICOワンダーが立ち上がりました。
このように、リタリコの事業は、「障害のない社会をつくる」というビジョンを軸に、次々と成長しています。
僕自身は、インクルーシブ教育やプログラミング教育を学び始めたときに、リタリコと交流することが多くなりました。
代表取締役の著書もよかったです。
なぜリタリコに悪い評判が立つのか
繰り返しますが、僕自身はリタリコに知り合いもたくさんいますし、ひいきしているというわけでもなく、素晴らしい社員が多いと感じます。
それでも、インターネットで検索すると、悪い評判がヒットします。
僕なりに分析をしてみると、以下2つの観点があるのかな、と感じます。
・役員・支援員が若い
・学校に対してネガティブな感情がある
役員・支援員が若い
ネットの情報を見てみると、「支援員さんは熱心だけど専門性としては今ひとつ…」という意見があります。
これについてですが、確かにリタリコの役員・支援員はとても若いです!
いろいろな地域のLITALICOジュニアやLITALICOワンダーを見てきたのですが、本当に支援員さんは若いです。
ただ、若いからといって、専門性がないわけでもなく、むしろ「能力のある若手」として、バリバリ働いているイメージがあります。
教育・療育に関しても深い熱意と関心を持ち、一緒に話をしていて、とても楽しいです。
ただ、役員や主任クラスも本当に若いので、「見た目」として甘く見られてしまうところがあるのかもしれませんね…
学校に対してネガティブな感情がある
個人的にはこちらの方が評判を下げている気がします。
リタリコの社員さん、熱意があって本当にいい人たちなのですが、その熱意の源泉が「学校に対してネガティブな感情」を持っているな、と感じるときがあります。(もちろんポジティブな方もいます!)
ご自身が学生時代、学校に対していい思い出がなかったり、発達障害への理解が薄い学校への批判的な感情などを感じるときがあります。
個人的な弁護をさせてもらえば、学校は学校なりの都合があります。
もちろん、どの子にも質の高い教育を提供するのは、教師の責務です。
しかし、どうしても「教師にとって」大変な子だっていますし、他にも何十人も子どもたちを見ています。
そういった背景があるにも関わらず、「発達障害に対する学校の体制が悪い」「合理的配慮に欠ける」といった感情を時々向けられます。
僕はリタリコには好意的な印象を持っていますが、学校教育全般で見ると、このような感情に対する反発があるな、と感じています。
LITALICOワークスに通っていた方の感動的なスピーチ!
教師という仕事柄、リタリコと交流がある分野は、基本的にはLITALICOジュニアやLITALICOワンダーです。
しかし、一度だけ知り合いの紹介のもと、LITALICOワークスのイベントに参加したことあります。
それは、LITALICOワークスに実際通って見事就職できた、ある男性の体験談でした。
発達障害を抱えており、人前で話すのもとても苦手そうでした。
パワーポイントといった資料は特になく、口頭一本での勝負でした。
正直、「話の巧みさ」では彼より上手な人はたくさんいるでしょう。
しかし、彼の本気で気持ちの籠もったスピーチは、聞き手の心を動かし、本当に感動しました!
思わず涙が出てしまいました笑
彼のこれまでの苦労・努力は凄まじいものがありましたし、それを一生懸命支えていたリタリコの支援員さんも素晴らしいと思いました。
まとめ:リタリコは熱意がある会社!
リタリコがなぜ悪い評判が立つのか、僕なりに分析してみました。
ただ、個人的には熱意や想いがある企業・社員でして、「チャレンジすればその分批判もある」という類のもの程度だと思っています。
この記事をどなたが読んでいるのかはわかりませんが、ぜひ興味があれば、リタリコの活動に参加してみてもいいと思います!
ご精読感謝致します。
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