断言します。
学校の先生として、あなたの時間を奪っているもの…
それは、
ワークシート作成
です。
ワークシートを作成しないことで、
・ワークシートを考える時間
・ワークシートを作る時間
・ワークシートを印刷する時間
・ワークシートを配布する時間
・ワークシートを説明する時間
これらの時間がなくなります。
かつての僕はオリジナル授業に精を出し、たくさんのワークシートを作ってきました。
しかしその結果、授業後には職員室や教室に回収したワークシートの山ができてしまい、整理整頓も追いつかずに、どっと疲れが増してしまうー
そんな負のスパイラルにいました。
こんな経験、あなたにもないでしょうか❓
そこである年、ワークシート作成をゼロにはできずとも、最小限にしてみました。
すると、上記で述べたようなワークシートによってもたらせれる時間がすべて消え、仕事に余裕が出てきました。
同時に、職員室や教室にもワークシートの山がなくなり、見た目も精神的にもスッキリとした環境で仕事に励むことができました。
冒頭からサラッと述べましたが、これがワークシートを作ってはいけない理由です。
ワークシートを作らないことによって、余裕が生まれます。
定時退勤も夢ではありません。
ただし、ワークシートを作らないとはいえ、当然ですが授業や学級経営の質を下げることではありません。
そこで、今回はワークシートに勝るとも劣らない強力な方法を教えたいと思います。
僕自身はもちろん、周りの先生方にも高評判な実践ですので、ぜひご覧ください!

楽しんでや❗
定時退勤したければワークシートを作ってはいけない理由【ワークシートよりよい方法を教えます】
繰り返しますが、
ワークシートを作成しないことで、
・ワークシートを考える時間
・ワークシートを作る時間
・ワークシートを印刷する時間
・ワークシートを配布する時間
・ワークシートを説明する時間
これらの時間がなくなります。
1日で考えれば微かな時短かもしれませんが、継続していけばその数字や相当な時間になります。
ワークシートを作らない理由は、結論これらの時間を生み出すことができるからです。
さて、ここからはワークシートに代わる強力な方法をご紹介しましょう。
具体的には以下の2つです。
・ノートを使う
・ふせんを使う
もう少し深堀りしていきます。
ノートを使う
ノート=最強の時短ツールです。
ワークシートなんて必要ありません。
「○○について自分の考えをノートに書きましょう」ですべて完結できます。
ノートは子どもたち自身が管理し、無くなることも滅多にありません。必要なときにさっと出せます。
発問や指示の出し方で、様々な書き方もできます。
書き連ねたノートは情報が貯まり、自然とポートフォリオにもなります。(ワークシートといったプリント類は管理が大変です)
どの教科でもきっとノートはあると思いますが、もっと活用しましょう。
ワークシートの利点として、
・発問や指示をあらかじめ書いておける
・罫線や図を入れられる
というメリットがありますが、
・指示は口頭やモニターで写してあげる
・罫線や図は先生の真似をして自分でノートに書く
ワークシートがなくても、このような対応で充分可能です。
特に自分で線を引いたり、作図をする作業は、子どもたちにとって大切な活動です。
最初は上手くいかないかもしれませんが、練習すればどんどん上手になっていきます。
教材研究において、授業構想を練る→ワークシートを作成する、なんて本当に大変です。
ノート活用を第一にすればワークシート作成に費やす時間もなくなり、結果、時短になるのです。

ノートは大事やで❗
ふせんを使う
ワークシートをよく使う場面として、道徳や総合といった「主要教科外での授業」で用いることが考えられます。
そして、メインは「授業の感想」ではないでしょうか❓(当たっていますよね笑)
道徳や総合は、国語や算数と違い、ノートを年度初めに購入することが少ないです。
結果、授業をする度にワークシートを作成することになります。
さて、誤解を恐れず言いますがそのワークシートの内容、せいぜい3つぐらいの項目に分かれていて、文字を書くワクがある、その程度のものだと思います。
その気になれば手書きで作れるぐらいのレイアウトに、わざわざ人数のプリントを用意します。
そして授業後は回収し、職員室や教室に埋もれていきます。
仮にワークシートにコメントを入れ、返却しようとも、子どもにとって見れば、その日のプリントが一枚増えた程度の感覚です。
もちろん授業自体が素晴らしいこともあるでしょうが、それにしても道徳や総合においてワークシートは、コスパ的にメリットよりデメリットの多い気がします。
そこで、オススメな方法が「ふせん」です❗
ふせんには少し大きめで正方形の形をしたものがあります。
コイツがとても便利です❗
要は、授業後の感想をふせんに書かせるのです。
ワークシートは基本A4かB5サイズのプリントですが、ふせんはその数分の一の大きさです❗
回収して重ねておけば、まったくスペースを取りません。
少々小さいですが、黒板にペタペタ貼れば、意見の共有もできます。
そして、不思議なことに、ワークシートだと何となくコメントを付けてあげようと思うのですが、ふせんだとそのプレッシャーもあまり感じません笑 ずっと保管できます。
ちなみに、本時の授業で大事な問いが2つある場合は、「一人2枚ずつ」ふせんを持てばいいのです。
その際、ふせんの色を変えておくと、子どもたちも思考の切り替えが上手くでき、回収後の整理もラクになります。
実際にやってみるとわかると思うのですが、「本時の感想をふせんいっぱいに書きましょう!」と指示してあげると、子どもたちはけっこうビッシリ書いてくれます。
ワークシートよりも小さいふせんは、心理的なプレッシャーもあまりなく、子どもたちも書きやすいのですね!

明日からできて、超オススメやで❗
まとめ:ICTも便利なのだが…
ワークシートといったプリント系の時短といえば、本来はICTの出番かもしれません。
たとえば、「ロイロノート」や「Googleクラスルーム」というアプリを使えば、ワークシート配布や提出がデータ内でできてしまいます。
つまり、ペーパーレスには最適なのです。
しかし、これは授業者にしかわからない感覚なのですが、どうしてもICTを用いると、気持ちが授業の本質よりもICTの楽しさに心を奪われがちになります。
もちろん、これからの時代はよりテクノロジーの恩恵をもっと活用するべきですが、ぜひ今回紹介したノートやふせんも活用していただけたら幸いです。
これからもお互い頑張っていきましょう❗
今日のシン・キョウシ格言
「ノートとふせんがあなたを幸せにするだろう」
ハルキ
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